ただ単に「誰が何を話すのか」という視点で、
あなたにお話だけをお届けするだけなら、
出演者全員が自宅から配信して、参加者も家でオンラインで聴くという方法のほうがあなたも手軽で気軽だし、
我々も労力をかけずに開催できます。
なにかと便利なオンライン。
物理的な問題や効率だけを考えたら、
単なる行為として
「人の話を聴く」ことであれば、
いまさら移動時間やお金をかけること自体が
ばかばかしいと思っている人もいらっしゃると思います。
YouTube、FacebookやInstagramのライブ、
最近ならClubhouseが旬ですが、
自宅で無料でいくらでも聴くことができます。
ですが・・・
会場から「無観客」配信をやってみてわかったことがあります。
観客はゼロとはいえ、
出演者とスタッフとで20数名が会場に集まってみたら、
とにかく楽しい!
ということでした。
人間の本能的なものだと思います。
非対面・非接触が推奨される世の中。
シンプルに、目の前にいる人と
会話することに飢え、笑顔を見ることに飢え、
力を合わせて何かをすることに飢えていたのだと思います。
(あたりまえですが、感染対策各種実施のうえです)
会場から配信している我々はお祭り状態。
非日常のお祭りは健在でした。
でも、オンラインの画面の向こうでは、
非日常の世界には入れず、
日常のまま他のSNSなんかを行ったりし来たりしながら、
仕事や家事をこなしながら、
笑い声のひとつもあげずに
「熱くなる」ことなく眺めている人たちがいます。
(もちろん、スクショやコメントをガンガンアップして
楽しんでくださってる人たちが大半ですが)
会場の盛り上がり…この高揚感・空気感を、
運営側だけで味わっているのは勿体ないということで、
無観客配信はやめて、
念には念を入れて会場の定員の4分の1程度ですが
リアル参加OKの方には会場にお集まりいただいて、
「有観客」での配信を行っている次第です。
このご時世ですから、
コロナ以前のような運営はできず、
たとえば
行列ができるグッズコーナー(取り扱うのは主に出演者の書籍
/同時にサイン会・握手会・撮影会もそこで)は設けていないし、
お祭り感を醸し出す出店ブースも、
特に密な接触を伴うものは減らさざるを得ませんでした。
歓談・交流の時間は大幅に短縮して、
トイレに行って帰ってくるだけの休憩時間と
化している感さえあります。
それでもなお、
「やっぱり会場で参加するのがいちばん!」
というご感想をいただくことはあっても、
「家で見ている方が楽しい」
という感想はゼロなんです。
オンラインでは味わえない空気というものが会場には存在します。
オンラインでは再現しがたい、代替しがたい、
共有しがたいもの、お届けできないものが、
結局これなんだ…
と再認識したんですね。
普段降りない駅で下車して、
他の用事では訪れないであろう地下の洞窟のような会場に
お昼ごろ来てランチがてら唐揚げとお酒(コーヒーもあります)を摂取して、
感情を揺さぶられる話をこれでもかと聴かされて、
胸アツな一体感と共にイベントが終了して、
外に出たらもう真っ暗で、
明日は月曜だけどまた頑張ろうという気分で家路に着く、
という体験を、あなたもぜひ。
そこで、オンライン配信を、『DAF』の魅力を充分に理解しているリピーターさん限定で行っておりました。
しかし、今回はリアル開催分受付の早期終了に伴いまして、初参加の方もオンラインでご参加いただけることにいたしました。
ご縁があって『DAF』を知っていただき、このページまでたどり着いたことかと存じます。
主催者として最もおすすめなのは、会場にお越しいただいて、胸が熱くなるような体験をしていただくことですが、
このご時世では、致し方ないこともあります。
今はオンラインでお楽しみいただきつつ、いずれ会場でお目にかかれますとうれしいです。
※会場からのリアルタイム配信ではなく、
収録した映像を9月19日に配信いたします。
<参加資格がリピーターさん限定の理由>
『DAF』は先に述べた通り、体験型のイベントです。
オンライン上に山ほどあるセミナー動画的なコンテンツとは一線を画します。
あくまで今回のオンライン配信は
「『DAF』に参加したことがあって中毒になるほど魅力も理解していて、
会場に行きたくてたまらないけれども、ご時世的に見送らざるを得ない」
という方に、せめて動画で楽しんでいただこうという趣旨で行ないます。
一見さんのオンライン参加は恐れ入りますがご遠慮ください。